TECHNOLOGY

「TRINEAR」それはタナカ技研が開発した、新しい技術です。
遠赤外線と近赤外線、可視光線をTRINEARは独自の光学システムにより一度に取り込み、
内部で分波させることで3つの画像出力をすることが可能です。
本製品の特長は、
・1つの光源から3つの波長帯を同じ画角で同時に映すことが可能
・可視光線では色収差がないため、色再現性が高い
・リアルタイムに3つの波長を同じ画角でAIにより合成し出力することが可能
の3つです。

SOLUTION

TRINEARが実装する3つの波長帯を一軸でリアルタイムに撮像するこの技術は、
使用状況やシチュエーションにより様々なメリットを生みます。
代表的なメリットとして、
・3波長を同一画素単位でズレのないリアルタイム出力をすることが可能
・1つの光学システムであるため、小型化、可搬が容易
・出力される映像のロバスト性が高い
ことなどが挙げられます。

CASE

TRINEARの捉える世界からは様々な情報が得られます。
設備監視や点検などの異常検知ソリューションはもちろんのこと、
農業の現場での作物の生育データ収集・鳥獣害被害の防止、
人命救助や治安維持における即座の対応支援、
様々な交通・輸送手段に使用される船舶、車両、航空機などの視覚的サポート、事故防止センシング技術としての採用が考えられます。
今後更に小型化が進めば、ドローンなどへの搭載により、今まで見ることのできなかったデータを様々な角度から分析できる可能性が広がります。

FUTURE

TRINEARの一番の特長は「ガラスレス一眼」であることです。
この特性は小型化、軽量化とも相性が良く、今後様々な形状のものへの搭載が期待できます。
さらに広い帯域の波長を捉えることが可能になれば、AI技術と併走することで様々な不可視のものがリアルタイムで可視化できるようになる可能性を秘めています。
また、色収差がないため、リモート時代におけるリアルタイムの色覚による判断が必要な業務に更なる発展性をもたらします。

STRATEGY

株式会社タナカ技研では、これまで光学加工で培ってきた切断、印刷、蒸着技術を活かし、
TRINEARでは国内特許を4件取得し製品化。
自社開発してきたシーズを育てていくために各方面の様々な学識有識者様や、
業界オピニオンリーダーの各企業様とのパートナーシップを結ぶことにより、
よりよいソリューションに仕上げてまいります。
私たちはこれからも、自社のコア技術を高め、研究開発を進めていきます。